ひそかに心待ちしていたJGの繰上げ合格、16日には、と思っていたのですが、今年は繰り上がり無し(4年前は25本程度出たはず)。という事で直ちに頭を切り替え、戦いの終わりは戦いの始まり、来年に向けた仕込を、と心はあせるものの、そうは頭が稼動してくれません。 マリオンに向けての準備は着々と進んでいます。私の出番はほとんどないので、多少気が楽な思いでいます(少し気が緩んでいるのかもしれません)。という事で、16日17時過ぎから本屋に出かけ、新書,文庫本を十数冊買ってきました。ロック状態でも読める著者、という事で、あの佐藤優さんの『テロリズムの罠』(右巻,左巻)を一通り読みました。私にとってはほろ苦い思い出の宇野弘蔵,滝沢克己,カールバルトも論じているあたりは"さすが"と感じました。滝沢から宇野を読みこむ手法はうならせるものがあります。が、いうまでもなく佐藤氏は情報(インテリジェンス)機関の人でした。ナマモノの仕入れが生命線。立場上その仕入れが困難になってきたということもあるのか、少しズレ・ブレを感じました。 さて、次は、堂目卓生著『アダム・スミス』(中公新書)。学生の頃、近経の始祖といわれるアダム・スミスについてはまったく興味がなく無視し続けてきましたが、年を経て、きちんと読む必要に迫られました。『国富論』の"神の見えざる手"などで変な誤解を受けてはいないか、という疑問が生じたのです。という事で『国富論』の翻訳本を何冊か読みましたが、納得できないところがあり、原書に挑戦してみました。私が感じたのは、重商主義化の英国で、あたうる限り国民経済を大切にすべきだ、安定した社会の保持ということを強調しているように感じ、スミス観が変わりました。しかし、もう一冊の大著『道徳感情論』については全く読んでいませんでした。堂目さんの『アダム・スミス』はサントリー学芸賞(これは信頼できる)を受賞した著書であり、『道徳感情論』についてかなりの紙数をさいているので、初心者としてはまずこの本から、という事で暇を見つけて目を通しています。 けれどもやはりマリオン。啓明舎そして啓明舎のこの1年を正確に語ることができるか心配ですが、優秀なメンバーが揃っていますので、聴き甲斐のある内容になると確信しています。 マリオンへのご来場、心よりお待ち申し上げます。 |